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はじめに〜ただの思いつきで。

なぜ「波照間」なのか?なぜ「輪行」なのか?そう言われるとうまくは説明出来そうもない。

たまたま数年前、とあるきっかけで知った日本の有人島最南端。
沖縄本島からも400キロも離れている見当もつかないはるか彼方の島。
観光客が増えてきているとはいえ、まだまだ石垣島、西表島、竹富島といった他の八重山諸島の島々に比べれば、決して観光地でもない。

ただ気をひかれたのは10月くらいでもまだまだ暑く、強烈な日ざしのなか、人の少ない浜で海水浴ができる、ということ。
海外旅行なら珍しくもないが、日本国内のことである。なかなかの贅沢を感じる。
観光客で賑わうこともない静かな南の果ての島。そんなイメージだけでいつしかその島の存在が頭の片隅にあるようになっていた。時間が経つごとにいつしか、自然と思いついた時に島の情報を集め、旅行の計画もたて始めている。己の意志が無意識に準備をしている。すでにすっかり八重山病。波照間にいる夢まで見るくらいに。

ある日、その夢でふと気付く。島を自転車で周遊する夢なのだが、自分の乗っているのはまぎれもない最近買った、自分の折り畳み自転車。
でも実際には島内では観光客は宿で自転車やバイクを借りて移動するしかないらしい。自転車は「ママチャリ」だそうだ。なんかセンスがない。不意にそんな感覚に襲われる。「ママチャリ」乗って日本最南端の碑を見に行くのか?
ならばいっそのこと、愛用するようになったその自転車ごと行ってしまえ。と、ただただ、格好から入っていく大したことのない自分。そんなバカな理由から「波照間輪行」が始まる。



(注意)
この輪行記は2002年10月時点のものであり、現在の波照間島とは異なっている部分があります。



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