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2004年06月 1号危機

天気予報が当たらない日が多い。
それだけ気候が過去のデータが当てはまらないように変化しているのか?少し気になるところ。
雨の降らない梅雨に予想から大きく進路をそらす台風。

今月は台風に振り回された感がある。
「コンソン:4号」は当地直撃コースも直前で消滅。セイロンベンケイを避難させるも風はほとんどなし。
「ディアンムー:6号」も近畿縦断となって各地で被害があったにも関わらず、淡路島の西岸を通ったせいなのか、近い割には並台風以下の風。むしろ梅雨前線による風の方が気になるくらい。
被害らしい被害もなく、少し「あばし」が痛めつけられた位でバナナは避難もせずに済んだ。

しかし復活と思われたバナナの「1号」の状態が急変した。
出口を開くことで伸びだしていた葉が枯れだした。しかも先からでなく仮茎の中の方からだ。葉先だけが破れるように開いたが、すでにボロボロに痛んでいる。葉の伸びも停止する。さすがにただならぬ状況。


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左:風にあおられ破れるように開いた「1号」の葉先。
右:何だか白旗を挙げて「降参」みたいなままで成長停止。


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左:「1号の旗」を泣く泣く切断。
右:溢れる水分を逃がすために山形に切断。切断面には異常はなし。


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左:切り落とした側の仮茎の先の方は中で腐り始めていた。
右:切断後の中心部の伸びも見られず。


先端部が枯れだすと、というより腐りだしているようにも見えたので放っておく訳にもいかず、とにかく根元を掘りイモの状況をみる。
植え替え時に確認した根腐れの状況は?

ダメになった根を除去していたつもりなのだが、さらに腐りかけの根を発見。
だが大きくなった鉢の水はけにも問題はなさそうだし、新しい根も確認できたのでイモは大丈夫。

ということで、もうやるつもりはなかったのだが過去「2号」にも施した「なんちゃって低茎化」(ただの仮茎切断にすぎないが。)を決断。
「2号」と同じく高さ50センチ程で切断を実施した。
切断面には異常は見られないので、これでうまくいけばまた伸びだしてくれるか、悪くともイモへの悪影響は防いで「吸い芽」を期待できるか。


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左:イモの上部が腐敗しかけている。 右:すっかり惨めな姿に。


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左:「2号」今年最初からの数枚の葉は開いたときから痛みが。 
右:今月元株は3枚の葉を増やし結局仮茎切断した形跡すらなくなりつつある。


ところが残念なことに1週間経っても切断面からの再生がないどころか、今度は仮茎の外側根元より異変が?
元々、成長にあわせて仮茎の外側は枯れていくのだが、どうも様子がおかしい。腐っているようにも見える?
外側から数枚の「シース」の部分をはがしてみると、イモと仮茎の境目が腐っている。かなりまずい状態。4、5枚のシースをはがしてもまだ一部に変色箇所が。

イモの上部も影響がみられる。再度根回りを掘り出してみるがこちらに異常はなく、むしろ新しい根がさらに伸びている。
とりあえず、イモ上部は土をかぶせず、外気に触れるようにし、出来るだけ腐敗部分は取り除いてみた。潅水もさらに極力控える。

「1号」は我が家にやってきた去年5月には「2号」より大きく成長も早かったのが、いつの間にか成長スピードが鈍り、仮茎切断までした「2号」に抜かれてしまった。
ほとんど同じ条件下だったのに何が影響したのか本当にわからない。とにかく何とかイモだけでも生き延びて欲しい。


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左:「波照間1号」先端。風で複葉がかなり飛ばされてしまった。
右:ベランダ天井に近づく「石垣1号」。こちらも低茎化の運命か?


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左:屋外越冬株。花の枯れた後、茎から新芽が伸びる。
茎はしっかりしていて朽ちそうにない。
右:完全乾燥した子房(種子の元)。
ちゃんと開いて種子をばらまくメカニズムもあるようだが。


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左:「あばし」の雄花のつぼみ。20個ほどすべて雄花。月末にようやく雌花も。
右:さすがに成長はあっという間! 最長180センチの孫芯5,6本が伸びる。


セイロンベンケイソウはいよいよこれからが一番の成長期。
相変わらず「波照間1号」以外の株には時折カイガラムシが繁殖して困らせるが、成長スピードは上がっている。各株の足元の葉が枯れ落ち、かなり風通しが良くなってきた。
とうとう「石垣1号」は鉢土面より190センチ、鉢下からは210センチに。
正直もう止まって欲しい。強風時の避難が大変になってきた。
屋内と屋外の出し入れはすでにかなり斜めに傾けないとサッシ窓を通せない状態。それどころか普通に自立も困難になりつつある。
セイロンベンケイソウは挿し木も可能なので先端だけ取って「低茎化」してやろうかとも企んでみる。今のところそんな勇気はないが。


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