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2009年07月 水耕栽培の威力

エルニーニョ現象の発生。

ダメですな、これは。
このエルニーニョの時はやはりよろしくない記憶だけが。
冷夏と暖冬のエルニーニョの方が正直過ごしやすくなるのは否めないけど、やはり季節相応に気候が推移してくれないと困るところも多い。

養液水耕栽培の初年、どうなるんだろうか?


でも水耕栽培のブート・ジョロキアやレッドサビナ、そしてゴーヤーは凄まじい生長を。


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月初のジョロキアはこんな感じ。


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同じくレッドサビナ。
こちらは養液濃度がなぜか上昇していて少々問題だったけど。


そして、水耕栽培でのスタートが不調だったためにレッドサビナと入れ替えた伏見甘長が・・・


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鉢植えで復活。
あきらめの悪い管理人であり・・・


途中、養液濃度がEC 1.3まで上昇してしまい、生育障害が出てきたレッドサビナの養液をEC 0.3の養液に全交換するアクシデントがあったものの・・・


月末頃には・・・


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左がジョロキア。
右がレッドサビナ。


水耕栽培凄い。
毎日の管理は必要だけど、土でやるより簡単だ。

正直ここまでスムーズにコトが運ぶとは思わなんだ。

でも伏見甘長も土耕になったとはいえ・・・


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月末には花芽が出る程に。

養液濃度をしっかり管理出来てたら水耕のままで育ってた予感。
水耕栽培は管理が何より肝心なのですな。



さてもうひとつ、水耕のゴーヤーは?


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初旬に親芯を摘心。
その後も順調にカーテンは広がっていくのだけれど、例年と様子が異なる。

葉っぱがデカい。
このあたりも水耕栽培の効率的な養分摂取の効果なのか?


で、害虫襲来もあったりする。
以前、ダイコンの葉っぱがやられたときと同じ「お絵描き」が。
エカキムシ、どうやらナモグリバエのようだ。
害虫は水耕になっても関係ないか。


それにしてもゴーヤーの養液の吸い上げ凄過ぎ・・・


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装置内部はあっという間に白い根っこ「てんこ盛り」。
すげー。
土のときも根っこの多さは感じていたけど、水耕のこの根っこの量とは比べ物にならない。

いくら70Lのプランターとはいえ土植えでは潅水量が絶対的に不足してたんだろうなと実感。
これでも養液量がやや不足気味なのが今後の不安。
この装置に1株だけでもいいくらいだ。


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月初のカーテン(左)から月末にはそれなりに格好がつくくらいのカーテンに。

この景色を見ると夏になった気がしてきた。
我が家の夏はこのゴーヤーも欠かせない。


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そして月末には待望の今シーズン初収穫。

サイズこそは20cmに届くかどうかというくらいだが、かなり肉厚な肥えたゴーヤーが2個。
リサイクルしていた土で苦しんだ連作障害からも解放された。
我が家のゴーヤー栽培は水耕の方が適している気がする


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島バナナの生長再開は子バナナの1つから始まった。
次々に他の株にも新葉が出始めて初旬のうちに全ての株の復活を確認できた。

何より島バナナが復活してくれたことでマンション工事の悪夢からようやく解放された感じがする。


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左:硫酸加里水溶液(1000倍希釈)を「4号」鉢受けに。
右:「5号」にも初施肥。


そして追肥も再開していく。
我が家の定番「IB化成」の定期施肥と夏の間はカリの追肥も再開する。

カリはまず「4号」バナナの鉢受けに4Lの硫酸加里溶液を溜めてみた。
せっかくの鉢受けなので早速利用してみる。

まずまず吸い上げてくれてるようだけど、蒸発しているのがどの程度あるのか不明。
今月はカリはまだ「4号」のみとしている。


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「5号」の新葉が軽く天井に到達。
やむを得ないとはいえ、きれいになったばかりの天井にはや直撃。
やっぱり気になる。

でも、島バナナの復活に例年とは違う異変が出てくるのはこの辺りからだった。


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左:風で折れた葉。葉柄が出ていないので葉身付け根付近から折れている。
右:偽茎先端部の葉鞘にアザミウマのコロニーが。


月末には「5号」の葉が強風で折れた。
別に折れる事自体は珍しくないけど、折れ方が少々気になるのだ。

何故だか復活後の「4号」「5号」とも新葉が伸び、展開しても葉身部分だけしか露出してないのだ。
つまり完全に葉柄部分まで伸びきらずに、偽茎の先に詰まったように葉身だけ出した状態の葉が増えていくのでおかしな格好になっている。
強い風を受けても本来バナナの葉は葉柄部分が風圧を和らげるクッションになるはずなのにそれがないので葉身が受けた風圧を逃がせず葉が折れてしまったようなのだ。

なんだろうな?
それに葉のサイズも結構小さくなってしまっている。


未だこのようになった原因がわからないのだが、ある時ふと折れた付近の裏側を見ると・・・

黒い点々。
アザミウマの集団が。
いつの間にこんなところにコロニーが!

早速「粘着くん」を散布。
このところこの黒いアザミウマをよく見かけるようになった。
動きが緩慢なので手で潰すことも容易なのだけれど、数が多いと粘着くんあたりで一掃する方が早い。

ベランダが新しくなっても害虫はどうにもならんもので。


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