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2009年11月 ハダニ駆除と越冬

緩やかとはいえ冬に向かう季節。
島バナナの越冬開始もすぐそこまで。

ということはそろそろ害虫との闘いが激しくなる時期でもあるわけで。
またか・・・



すでにアザミウマが猛威を振るっているのにもう腹一杯。


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今月最初の作業はぼちぼち枝先の勢いが無くなった「伏見甘長」の撤収。
10本の最後の収穫の後、枝を落として撤収とした。

水耕栽培でスタートしたのにうまくいかず鉢植えで何とか生き延びた株ながら、トータルで54本収穫というのはもちろん満足な結果だ。
個人的にも大好きになりそうな野菜なのでこれはリピート決定。
「酒のアテ」としか見てなかったけどもちろん普通に「おかず」になるし。

・・・でもやはり酒のアテには最高だ。(苦笑)

来年こそはぜひ水耕栽培でやり遂げたい。



さて島バナナは天気予報を見ながらの室内収監待ち。
例年通り最低気温10℃を目安に週間予報をチェックし続けていた。
その日も近くなる気配から収監の前に準備を始めることに。


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まずは傷みのひどい葉を葉柄を残して葉身部分から取り去った。
本来なるべくなら葉を簡単に取ってしまわない方が良い。
でもすでに枯れてきているのでハダニやアザミウマのことを考えるとなるべくスッキリとさせておきたかった。


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で、今年導入のハダニ対策は「コロマイト」。

ハダニは殺虫剤では効果が期待出来ないので「殺ダニ剤」でないといかん。
今まで使ってた「粘着くん」はハダニを窒息死させる物理的な効果の殺ダニ剤だったけど、卵に効果がないのが欠点。
コロマイトはどのように作用するのかいまいち理解出来ないが、卵にも効果の出る殺ダニ剤。
両方を併用することでハダニの完全駆除を目指したい。


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先月から粘着くん処理でハダニを減らしていたところに「コロマイト」をしっかり散布して攻勢をかける。
まずは子バナナや「トウキチ3号」等にも散布。
乾燥したら子バナナ2鉢はこの時点で室内に収監した。

その後に大型の「4号」「5号」バナナに散布。
この時点でまだ最低気温が下がりそうになかったのでこの2株はベランダでもうしばらくおいておくことにした。


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「5号」バナナには新葉がまだ立ち上がってきている。
生長は止まっていない。
室内の子バナナは生長を止めた模様。

ベランダから室内へ・・・

島バナナにこれだけでもすぐに生長スピードに変化が現れるのは毎年感じている。
結構デリケートな部分があるのかな?


コロマイト処理から2週間後に「4号」「5号」を室内に収監することになった。
かなり遅い越冬の開始となったわけで。

結局ハダニは月末、再発を確認。
だがいずれ再発することは予想してのコロマイト処理。
ショックは無い。
今後ハダニの再発時にはなるべく早く対処して拡大させないことが大事だ。


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室内に入ると生長は止まった感じ。
「5号」の新葉は展開が完全に終わりきらないうちに止まったので葉が傷みそうな予感。



次は水耕栽培のトウガラシ類。


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徐々に色変わりまでの時間が長くなってる気がする。
それでも中旬頃からようやくジョロキアに初の変化が現れて、レッドサビナにも再び赤い実が揃ってきた。
ジョロキアの実は予想より大きいのでこれが赤くなると存在感ありますなぁ。


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レッドサビナは出荷用に一気に73個を収穫。
実をつけ過ぎてるのか少し小振りになったけど数は去年より多くなりそう。
まだもう少し残る実は我が家のハバネロオイル用に。
早く赤くなれ。

だけど月末にレッドサビナにアブラムシを発見。
何故気付かなかったのか?というくらいにすでに大量のアブラムシがコロニーを作ってたのでどうすることも出来ず。
せっかく寒くなってきてアザミウマが少なくなったかなと思ってたのに。
また昨シーズンに続いてのアブラムシにガックリ。


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水耕栽培の密植装置の葉菜類はもうアザミウマとアオムシのせいで壊滅に近い状態。
さすがにあきらめた。

葉ダイコンはアザミウマと病気によって全滅状態。
ここまでアザミウマがひどいとは。


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カブの葉もアオムシに喰われて葉先が無いではないか。
こんなに喰われてるのに困ったことは犯人のアオムシがそれほど見つからないことで、一体この防虫ネットの中にどれだけいるのやら。
それでもカブは3個を何とか収穫。


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コマツナもまずまずの出来なのだけど全て喰われていてまともなものは皆無。
結局全て諦めることに。

残ったのはマスタードグリーンのみ。
何故だかアオムシはつかず、アザミウマもそれほどたからない。
きれいなのでその場で少しちぎって味見してみる。
マスタードの葉ってどんな味だろうか?



・・・



何だか美味くない。
なるほどムシも喰わねえわけか。

でもそんなはずは無いと思うし、何か喰い方があるはずだ。


そんな防虫ネットの中の惨事の横で普通に砂耕で育てたミニダイコンは・・・


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まずまずの出来。
ちょっと細いけど。

しかしなんで防虫ネットの外の方が出来が良いんだ?


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最後は水耕の島ラッキョウ。
初旬にいよいよ開花が始まって約2週間花が咲いていた。
今回は我が家では2度目の花だけれど水耕でもここまで来たので安心した。

ここからは地上部は枯れが進んでくるのかなと思っていたのに案外新しい葉の葉鞘が伸びたりもしている。
水耕と砂耕の違いが出てくるかも知れないと少し期待している。



いよいよ島バナナの越冬も始まり、ここからは好きではない寒い季節。
でもこの越冬の時期の間に何とかアザミウマとハダニ、そしてアブラムシを可能な限り駆除したい。
今年の冬は害虫との闘いがテーマだ。


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