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2010年10月 冬支度

本当ならば10月は島バナナを室内へ収容する時期になるはずなのだが・・・

初旬の気候は夏のまま。
いっそのこと、このまま常夏の国になったらバナナ育て放題喰い放題に・・・

というのはやはり良くないか。


そのうちに朝晩の冷え込みが強くなり、月末近くになると最低気温が10℃という島バナナ室内収容の目安になる気候に。
夏から一気に冬並みの急降下。
このまま寒くなったら「秋」はどうなる?



おかしな気候の元でタネ播きした「チャービル」はまるで発芽する気配がない。
さすがにこれはダメかと夏に伏見甘長を植えてた鉢にまた播いてみた。

で、ようやく・・・


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なんとも頼りない姿の「チャービル」。
大丈夫かな?

その後最初に播いたプランターの方の「チャービル」も1コ発芽。
どうも発芽率が30%位と悪い。
タネが悪いのか、土が悪いのか、それとも気候が悪いのか?

野菜の値段が高いわけだからそりゃあ植物の育ちが悪いのも頷ける。
我が家でも調子が良いわけが無い。

島ラッキョウの分けつはまずまず進んでいるものもあるけれど、消滅してしまったものもある。


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葉の伸びもそれほど良いようには見えず。
「マグァンプ」の追肥の効果が出てるのかどうかは疑問なところ。

まああんまりアテにしてないところもあるので、島ラッキョウに関してはそれ程手をかけず放任で進めるつもり。
来春収穫出来ればラッキーかな?という感じで・・・


それよりこの秋冬シーズン何とかモノにしたいのが葉物野菜。
しかし育苗段階から相変わらず苦戦。


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室内の水耕栽培装置を徐々に改良してきたところ現在はこんな感じに。

周囲の銀のシートは水耕栽培用の「反射シート」。
内部の照明を反射させて光量を稼ぐためのものだ。

内部の照明も各段20W直管1本から2本へ増設している。

で、その結果・・・


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以前から放置気味だったコマツナ「夏楽天」が収穫にたどりついた。
この感じだとまだ頼りない気もするが、光量はまずまず問題なくなってきている。
後は何時間点灯させるかで調整は可能かなと。

で、すぐさま次の苗に入れ替えて栽培更新。
入れた苗は上段に同じくコマツナ「夏楽天」、葉ダイコン「葉太郎」、カブ「スワン」など。
下段にはレタス類とパセリ「ニューカールサンマー」を。

しかしレタス類にはやはり問題があった。
装置内温度が上がりすぎる。
周りを反射シートで包んでいる上に蛍光灯(植物育成灯)の熱もあるわけで。

通常レタス類は25℃を超えると生長しないといわれるが、30℃近くなってるわな。(悲)
さすがにこれでは無理か。

この対策をどうしようかと考えてるうちに、これから起きるであろうとある事態にたどり着いた。

装置内の温度は20℃までに、出来れば15℃くらいに抑えたい。
でも装置を置いてる部屋にもうすぐ島バナナが入ってくるわけで・・・

島バナナは毎年室内で真冬には15℃程の環境でいるわけですな。
でもホントは20℃くらいに上げたい。

ならば装置内を15℃に抑えるとか無理だろうに。
つまり島バナナにはなるべく高い温度にしてやりたいが、レタス類には低い温度が必要だという軽い矛盾に陥っているのだ。
そもそもベランダではムシにやられ、レタスを室内で栽培しようということになったことが想定外だった。
かなり微妙な中間の室温が保てれば何とか両立出来そうだと考えてるのだけれど、実際やってみないとわかりませんな。



さてさて次は「トウキチ4号」。


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異常な夏の間も順調に背丈を伸ばしているのが養液水耕のチカラなのかどうかはわからないが、もう1つの鉢植えセイロンベンケイソウの伸びの悪さを見ればそうも思いたくなる。
これは想像以上にセイロンベンケイソウが養液水耕にハマッてるのかも。
養液の調整次第では今までどうしても無理だった満開の花が見られるようになるかも!



最後は島バナナの冬支度。


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生長の鈍さは相変わらず。

気温が高めで推移しているとはいえもう10月、室内へ収容する準備は進めておかないといけない。


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この健康状態の悪さのままで大丈夫だろうかという不安を持ったまま、今回は冬支度を進めることに・・・

まずはハダニ対策。
月末の最低気温10℃になった次の日、バナナ全てを水洗い。
当初は「粘着くん」散布のつもりだったが、メジャーのワールドシリーズ見たさに手抜き。(笑)
他に台風14号(チャバ)が近づいてたこともあったのだけれど。
まあ水洗いでもハダニの成虫は洗い流せるのでこれでも良しとしよう。

で、数日後にハダニ対策第2弾。


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去年も使った殺ダニ剤「コロマイト」を全ての株に散布。
ここは3Lの溶剤をたっぷり、慎重に散布した。

さあこれで島バナナの方の用意は完了。
室内の用意も順調だし、後は週間天気予報の気温推移を見ながら収容する日をいつにするか決めるだけ。
少しでも長く外において少しずつ当地の気候に慣らしていきたいということもあるのでギリギリまで粘るつもりだ。
でも状態が悪いのにそんなことしていいのか?

状態の悪いバナナ達にこの冬は・・・
今回の越冬は今までに無い不安の中で迎えることになるのは間違いない。


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