K-1Works
Top | ばななはあと | 輪行記 | Tea | Accessories | BBS | Link

706164.jpg

2007年6月 今年の大発生

梅雨の季節。
全般には去年と似た、まとめて雨が降る感じ。
でも今年の方がさらに暑くなっている気分。

この時期害虫の大発生しやすいものだが、今年はEM-5の散布を徹底している。
さてずっと続いている「ハダニ問題」にはどうだろうか?


706162.jpg706246.jpg

左:2号に「ヒラタカタカイガラムシ」
右:沈黙のままの吸い芽。


先月2号バナナに発見して駆除したはずのカイガラムシが仮茎に再発。

ってカイガラムシかい!

ハダニはゼロではないもののほとんど繁殖していないのでEM-5散布は一定の効果を上げていると思っていたが、散布しているのは葉のみ。
仮茎にまたカイガラムシとは。
まったく、どうしてこう隙ばかりついてきやがるのか。
そのうちベランダ中にEM-5まき散らさなくてはいけなくなりそうな気がする。

このカイガラムシは以前にセイロンベンケイソウに大発生したカイガラムシのうちのひとつと同じ、「ヒラタカタカイガラムシ」と確認。
このカタカイガラムシの種類は小さいうちは移動するものの大きくなると一カ所に定着して動かなくなるらしいが、取り除いたはずの場所にしばらくするとまたくっついている。
バナナ特有の仮茎を構成するシース(葉鞘)の重なりの中に隠れている奴がいるらしい。
これでは駆除が本当に困難。

見える部分のカイガラムシを駆除した後、ダメモトでEM-5を仮茎にも噴霧してみた。
シースの隙間にも流れ込むように葉の付け根部分からも大量に散布してみる。

これでストチュウ漬けにしてやる。


706244.jpg706301.jpg

左:定点撮影。
右:仮茎ごと傾いているので葉の向きによってはこういうことも。


706271.jpg706306.jpg

左:2号最新の葉。
右:微妙にコンパクトになった。


今年に入って2号バナナはすでに7枚、3号は3枚の葉を開いている。
根詰まりしてないのかと心配なくらいに2号は葉を繰り出している。

ずっと冬の間になくなってしまう葉を夏の間に再生するというパターンの繰り返しなわけだが、冬の間のハダニ対策がEM-5で見通しがつけばおもしろくなる。
まあすっかり成長してしまったので屋内収容と根詰まりの問題もさらに大きくなるのだが。

そう、すっかり大きくなったのだが久しくやってなかったのでサイズを計ってみた。

仮茎部のみ、2号は約1m80cm、3号は約1m60cm。
傾いていなければすでに天井に届いているサイズ。
いや、すでに上に向かって伸びだす葉の中には天井に激突してバキバキに折れて力なく垂れ下がってしまったりする運の悪い葉もある。
向きによってうまく展開出来たり出来なかったりという状況。

それが関係しているのか、なぜか最近の2号が1mをきる小さめのサイズの葉を繰り出しているのが気になる。
最初は「止葉」(花苞の前に出る最後の小さな葉)かとぬか喜びしたが、それにしては大きすぎた。
ひょっとして天井に当たっても展開しやすいように小さめの葉に進化したのか?

やるな2号。

今月のバナナにはEM-1希釈液2回と20日おきのIB化成肥追肥、EM-5散布を3日おきに実施。


706274.jpg706302.jpg

左:「節成」ってほどでもないが伸びは順調。
右:今年の1本目予定。


島ラッキョウもインカのめざめもなくなったので残るはゴーヤー。

あやしい「節成ゴーヤー」は徐々にゴーヤーらしい速い伸びを見せ始めるが。

こちらも大発生。
アザミウマがこの「節成」とバジル(未紹介)に猛威。

EM-5では既に手遅れと思われたが散布してみると案外逃げ出しているのでしつこく散布を継続してみた。
すると月末頃には不思議なくらい急にいなくなってしまった。
でもまあEM-5の効果ではないと思われ。
いきなり一斉にいなくなるようなほどの効果があるなら最初の散布ですでにいなくなっているはず。

一難去っても、次に動揺。
最初の「不発弾」以降は雌花が咲かない。

よくよく見ると、雌花と雄花のつぼみが1つの節に両方ついている箇所がちらほら。
「節成」じゃなくて「二成」(ふたなり)ゴーヤーって感じになってきた。

おまけに決まって雄花のつぼみだけが開花して雌花は小さいまま枯れてしまう。
ますます不安。
収穫出来るのか?

6月3週くらいで親芯を摘心。
その後は何とか子蔓にはぼちぼち雌花が咲き始めたので落ち着き始めたが・・・。

でも「節成」ってレベルの雌花の数にはかなり足りないな。

もう節成でも二成でもなくていいので普通に育ってくれ。
一定の収穫が望めたらいいわな。

この先どうなることかと。


706142.jpg

そんな中で中旬に待望の発芽。

5月末にタネまきした「節成中長ゴーヤー」が2週間であっけなく発芽。
今年のゴーヤー育苗の苦労は一体何だったのか。

素性はまだこちらの方がはっきりしているのでこちらのゴーヤーに期待。
どっちが本物の「節成」か?


706303.jpg

月末にはネットにようやく届くサイズ。

ゴーヤーにもEM-1希釈液2回と20日ごとのIB化成肥追肥を実施。
月後半はさらに液肥(ハイパンチ:5-18-6)500倍希釈液を葉面散布4回。
(水溶性リンの葉面吸収を期待してみたが、効果出るかな?)
アザミウマの発生していた「自称」節成ゴーヤーにはEM-5を3日おきの散布。


最後にもう1つ大発生。

今年の土に「クロバネキノコバエ」大発生。
やられた。
バジルやパセリ(未紹介)がハエだらけに。
ゴーヤーにも少々。

未完熟な土に繁殖するコバエは大抵このハエだったりする。
完熟土でも少しはつくこともあるが未完熟な場合とは「たかり具合」がまるで違う。

混ぜ合わせているうち再生土や赤玉土、くん炭が原因とは考えにくく、怪しいのはやはり「バーク堆肥」。
今年は「バーク協会認定」とか書いてあるのを買ったのに。

どうもこのバーク堆肥を購入した「国○園」とは相性が悪い。
何故かここで買ったバークを使用した年はクロバネキノコバエが100%大発生している。
以前、中から根っこの残骸が大量に出てきた赤玉土も実はここで購入していたりもする。
さらに今年の不思議な「節成ゴーヤー」の苗も。
原因と断定するつもりもないが、以上は事実。

プランターとかプラ鉢は他にないものもあるのでまた買いにいくと思うけど。


戻る ページ先頭へ 次へ