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紅茶の産地2

スリランカ(セイロン)


スリランカの紅茶分類

スリランカでは製茶工場の建つ位置の高低で分類されている。イメージからなのか、高地になるほど高級品になってしまっている。

■ハイグロウンティー:1200m以上の高地で生産される。
■ミディアムグロウンティー:1200m〜600mで生産される。
■ローグロウンティー:600m以下の低地で生産される。

ウヴァ

世界三大銘茶の一つ、セイロンのハイグロウンの銘茶。
きれいな紅色の水色が印象的で、一般にはクセのある渋みが特徴だが、香りは茶園でかなりばらつきがあるのも事実。
これは地酒やシングルモルトウイスキーのようで実に奥が深い。インパクトの強いものが多いのでハマる人にはたまらないらしい。

ディンブラ

口当りの柔らかさが何より魅力のハイグロウン。
変なクセもなく、適度な渋さも持っていて手軽に飲みやすい良い紅茶。日本人の紅茶のイメージに等しいのでは。
クリームダウンが少ないのでアイスティーに向く。

ヌワラエリヤ

淡いオレンジ色の水色のわりにしっかりした味覚のハイグロウン。
よくダージリンと比較されている。なんとなく緑茶っぽく感じるのは、茶葉の発酵度が低いせいか。
渋みが強いとよく言われるが、有名な「ラヴァーズリープ」茶園(ブランド)のものがその傾向にあって、他はそうでもない。

キャンディ

ミディアムグロウンの代表茶。
紅色の水色、くせのないさっぱりした味。アイスティーにも向いている。
あんまりパッとしないのが幸いしてか、よくバリエーションティーのベースとして紹介される。

ルフナ

日本ではマニアも多いローグロウンの紅茶。
独特のスモーキーフレーバーと濃厚な紅色の水色、渋みも強い、クセの強い紅茶。
ミルクティーに相性がよい、というよりストレートでは重厚すぎるか。比較的安い。


中国


キーマン

中国紅茶の代表格。というより世界最初の紅茶の直系。世界三大銘茶の一つでもある。
スモーキーフレーバーとオレンジの水色、渋みは適度で、紅茶というよりどうしても中国茶的なイメージを持ってしまう。
中国産だがほとんど輸出されている。

ラプサンスーチョン

松の木を燃やし、その煙で香り付けされる特殊な紅茶。
一般に高級茶に使われる茶樹の先の方の芯芽でなく、大きくなった下の葉:S(スーチョン)を使う。
強いオレンジの水色だが、それより強烈な、なぜか正露丸と同じ香りに、名前につられて買ってはみたものの、泣きをみる人も多い、恐るべし紅茶。
(普通は買う時にパッケージ包装をものともせず、臭ってくるその香りに気付くはずなのだが。)
しかし、一番困るのは紅茶に詳しくない知り合いがわざわざこれを贈ってくれること。


アフリカ


ケニア

その名の通り、アフリカのケニアで生産される比較的新しいエリアティー。
これもまた独特の香りを持つ紅茶。ほとんどがCTC製法による加工をされている。コクのある味は、やはりミルクティー向き。


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