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好みの紅茶を選ぶ第一歩

「香りを嗅ぎ分ける重要性」


好みの紅茶を見つけだすことは、なかなか困難です。
まずは紅茶の種類、分類をある程度、頭にいれておくと商品名や、産地などからおおまかなイメージを見い出す手掛かりになります。
そういった基本的な知識をおいた上で選ぶとわかりやすいです。そして原料茶を確認することでその紅茶の特徴をある程度予測出来ます。

なのですが、香りを嗅ぐ前に原料茶等の表記を見てしまうと、どうしても先入観が出来てしまいますから、紅茶を選ぶ時はまず、「香り」に注意しましょう。
茶葉を量り売りしてくれるような専門店では「香り」を嗅がせてくれるところもあります。
「フォートナム&メイソン」や「フォション」等のブランドメーカーの紅茶缶でも香りの強いものなら、密封されているのにも関わらず香りが分かります。
紅茶の味は入れ方の調節である程度は変えられますが、香りはそうはいきません。
紅茶の原産地や名前通りの香りでなく、花や果物などの香りを茶葉に付けた「フレーバーティー」(着香茶)もあります。
「アールグレイ」、「ラプサンスーチョン」のような好き嫌いがはっきりするものも多いので重要なポイントです。
人目をはばからずできる限り香りを嗅ぎ分ける能力がある人ほど、失敗は少ないでしょう。
香りなんて嗅いでもよく分からないという人も恥ずかしがらず、知ったかぶりで「ムズかしい」顔で嗅いで軽くうなずいてみたりすると、怪しまれないで済みます。


「紅茶についた値段の理由を考える」


香りの良い、気に入った紅茶を見つけてもやはり気になるのは価格。
「高価だから美味しい」と考えるのには反対ですが、高値が付く茶葉にはそれなりの理由があるはずです。
「美味しい良質な紅茶である」という理由ももちろん、入手しにくい希少性、珍しさ、単に日本人が好きなブランド、いろんな理由があるはずです。
でもこの「高価な理由」を見極めることは残念ながら難しいのです。

個人的には希少性の高さを訴求しているものにはまず注意が必要だと思います。
例えば「ティップ」と呼ばれる芯芽がたくさん入っている紅茶は高価になりがちですが、この「ティップ」だけの珍品なんていうものがたまに出回ります。
確かに香りは凄いのですが、水色は薄く、味もほとんど感じない人が多いでしょう。
これは紅茶というより、中国茶の世界に近いものがあるように感じます。普通に紅茶が飲みたいと思う人にはまるで的外れなものです。
逆に「ティップ」の入っていないものでも美味しい紅茶はいくらでも存在します。
なのでまずはあまり最初から高価なものには手を出さない方が賢明です。
また、現地の茶園から直接輸入して販売しているところだと、仕入の方の個人的な好みに片寄ったものもないとは言い切れません。難しいところです。
それに品質にどうしてもばらつきの出やすい「茶園」名で量り売りしているようなものを購入するには、それなりの当たり外れがあることもお忘れなく。


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