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紅茶をいれる

浄水器を通した新鮮な水道水を使う。


やはり基本ですが、鉄分を含まない「軟水」ということが大事です。
アルカリイオン整水器を通すと水色が鮮やかになるといいますが、カルシウム添加をするものもあるので、基本的にお勧めではありません。
浄水器でできるだけ塩素臭を取り除くのがベターです。


ヤカンで沸騰させる。


100℃でなくてもそれに近い状態ならいいと思います。
第一、いちいち温度計ではかる人はいないでしょうし、液体の沸点は気圧で変わるということも忘れてないでしょうか?
それと「ボコボコと五円玉くらいの大きさの泡が出るくらい」に空気が逃げ出す状態になるまでわざわざ沸騰させることもないと思います。
沸騰している状態とは「水から水蒸気が発生する状態」ですから、ヤカンの口から勢いよく蒸気が噴き出していて、口の付近は蒸気が透明で見えない状態になれば「沸騰」したと判断していいでしょう。
(笛吹きケトルの仕組みと同じですね。)
できるだけその沸騰の瞬間、直後のお湯を使う方が早く紅茶が飲めますし。
ただし、熱湯が噴き出す恐れがあるのでヤカンの注ぎ口が完全に沈むまで水を入れないこと、そしてゆっくりと立ちのぼる湯気は水の中に溶けていた「塩素」や「二酸化炭素」等の不純物なので、あくまで勢いよく噴き出す「透明な」水蒸気を見極めること、が大事です。


ポットに茶葉を入れる。


茶葉の量は経験で体得するしかないでしょう、等と書いてしまうと先に進みませんので、目安を。
茶葉の量は1カップに対して「3グラム」から好みを探しましょう。
スプーンのサイズによってもかなり違いますので、自分の基準となるスプーンを決めて、「3グラム」を体得することです。
基本的にホールリーフタイプは気持的に多め、ブロークンタイプはストレートなら少なめに。
よく言われる「ポットのためのもう一杯」は抽出の難しい硬水を使ったり、ミルクティーの多いイギリスでの話ですので特に必要ではありません。
(ミルクティーにするなら濃いめにするために入れてもいいです。)
それと一人で飲む時も最低でも2カップ分以上入れることも大事です。
ポットを温めておくのもいいですが面倒だったらお湯を注いだ後にタオル等でポットを覆うだけでも違います。


ポットで蒸らす。


茶葉を入れたポットにお湯を注ぐ。
少し高い位置から注ぐと茶葉とお湯が混ざりやすく「ジャンピング」を起こしやすくなりますが、度が過ぎるとお湯が飛び散って危険ですので御注意を。
OP以上の大きな葉だと重くて「ジャンピング」しにくいこともあります。そんな時はお湯を注いだら躊躇せず、さっさとスプーンで軽く中をかき混ぜてもいいでしょう。
「そんなのあり?」という方もおられるでしょうが、自然にさり気なく、さっさと混ぜてしまえば、怪しまれることもないようです。
日本の著名な紅茶研究家の方も、テレビで紅茶の入れ方を紹介する時に、自然にさり気なく、混ぜておられたりしております。早く葉を開かせる工夫のひとつです。
蒸らし時間も色々ですが、3〜5分を目安に好みを探すといいと思います。
(ブロークンタイプ以下の小さな茶葉で3分位、ホールリーフタイプで5分位)
紅茶は大体、抽出されにくい「ホールリーフ」でも5分くらいまでに香りや、旨味となるアミノ酸はほとんど抽出されてしまいます。
それを過ぎると香りが薄れてくるのと反対に、ある程度の時間まで抽出され続けるタンニンがさらに強くなり渋みが増していきます。
但し、渋みの出にくいものなら15分以上ほったらかしても美味しく飲めるものもあります。


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